矛盾について考えてみたりした
楚の国に矛と盾を売り歩く者がいた。その者が自分の矛と盾とをほめて、
「私の矛はどんな固い盾でも突き通す」
「私の盾は、堅固でどんな矛でも突き通せない」
といって自慢した。
そこで、ある人が、
「おまえの矛でおまえの盾を突いたらどうなるのか」
とたずねた。
すると、この売り手は答えられなかったという
という話だが、そもそもこれ古代中国の思想家韓非子のたとえ話な訳で。
実際はどうなのかってことを考えるとさまざまな条件がありすぎて
具体的な結論を出すのは困難だ。
1.いくらでも加速できる場合
圧倒的に槍のほうが有利。
理論的には光速まで加速可能なわけだが、こんなもんどうやって防ぐ?
同じ物質とかそんな問題は関係ない。両方砕け散るとしても盾は砕け散り、
槍(の持つ運動エネルギー)で相手はダメージを受けることに。
2.じゃあ手持ち同士で。
こうなったらば盾のほうが有利かもしれない。手持ちで槍を突き出したり
振り下ろしたりする速度なんてせいぜい速くて200km/hとかそんなもんだろ。
ある程度の厚さがあるか、現在なら複合装甲でもいいけど、手持ち武器
相手なら防ぐのもそう難しくないだろう。
そもそもこの槍やら盾やらの材質てなんだ?
ダイヤモンドだとしたら場合によっては盾が砕けることになる。
(槍も砕けるかもしれない)
金属だとしたら(タングステン合金とか?)盾が変形して運動エネルギーを
吸収できるので貫けないかもしれない。
後は盾の厚さと持てるかどうかだ。
そもそも持てない程大きい盾って役に立つのか?
こうなってくると使えるかどうか自体が問題になってくる。
じゃあ制限をつけていく。
槍…持てる範囲で手で使用する。ただし材質は地球上の物質なら何でもあり。
盾…同じく持てる範囲。ただし材質は地球上の物質なら何でもあり。
こうなると盾の材質はチタン、タングステン、セラミックなどの複合材で
ダメージを吸収しつつ貫けないようなものが考えられるだろう。
逆に槍のほうが厄介だ。
ダイアモンドでも砕けたりする。
同じ材質でも運動エネルギーが吸収された時点で盾の勝ち。
となると…槍に勝つ手段は
「超高温で盾を溶かすような槍」
これならばいける。温度の上限は無いのだ。
熱エネルギー総量が盾の融点を越えれば後は力で押し込める。
灼熱の槍(ただし使用回数一回限定)ならば…あと、持つ手がえらいことになる。
耐熱の手袋を用意して…なんかもう凄いことになってきたな。
まあいつものことだけどこれ槍か?
あるいは爆発する槍とか火を噴く槍とか…封神演義かよ。
似たようなものって作れそうなのが怖いっちゃ怖い。
多分加熱禁止の時点で盾の勝ちじゃないかこれ?
ものすごい力がある人間が使うとしても、火薬で打ち出すとかに比べりゃ…
昔某少年漫画では引き分け(両方砕ける)ってのが答えだったけど、それって実は
人間離れした速度(音速)だから…ってことだろうと思うよ。